エルネスト・チェ・ゲバラの没後40周年が先日、10月9日ということを邦字紙を読んで知った。
中南米各国のゆかりの地で式典が開催されたという。
没後40年後も中南米の人々の心にゲバラの存在は強く残っているということだろう。
ボリビアのモラレス大統領は式典で次のように述べたという
「チェのことは忘れたことはない。資本主義が続く限り戦い続けるという、彼が残した指針は、今もわれわれに受け継がれている(ニッケイ新聞)」
「チェは生きている。彼の歴史的闘争は残忍な資本主義が変革するまで続くだろう-中南米は米帝国主義の『裏庭』に甘んじるな(サンパウロ新聞)」
また、キューバのカストロ議長は共産党機関紙に、「チェ」という題名の論評を寄稿した。
「彼は国外で名誉ある政治的使命を成し遂げた。われわれのアメリカと世界に自覚をもたらした-咲く前に茎から手折られた花のようだ」
共産主義・社会主義が終焉を迎えようとしている中、南米では各地で左派政権が誕生している。長年、クーデターや軍部の独裁で抑圧されていた人々の想いが選挙という正式な手続きをへて、左派政権を誕生させたといってもよい。
サンパウロのリベルダージ(東洋人街)の土日の露店にもゲバラの顔がプリントされたシャツが売られ、若者が熱心に手を取っている光景に出くわす。
日本でもゲバラの半生を描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」の影響もあって、若者を中心にゲバラ人気が高まっている。ある意味で若者のカリスマとも言ってよいかもしれない。
冷戦の終結後、世界は多国籍企業・先進諸国に都合のよい経済システムのもとで動いている。その結果、強いものはさらに強く、弱いものはさらに弱い状況へと追いやられている。
現在の世界の状況をゲバラはどのように見つめているだろうか。彼が生きていたらどのようなメッセージを発するのだろうか。
1 件のコメント:
Jです。お元気ですか?「沖縄タイムス」のWEB版に、沖縄出身者のキューバ移民の記事が掲載されていました。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200710181700_05.html
来年のブラジル移民100周年に先だって、今年はキューバ移民100周年だったのですね。
コメントを投稿